はい、今回から
「交換の利益」ということで、
具体的な数値例を使いながら
『交換が成立するための条件』『交換が成立しないであろう時』などを見ていきます♪^ー^
とりあえず一番簡単な
ニ財ニ主体 という想定で見ていきますね。
二財ニ主体 というのは、
・この社会の中には
二つの財(モノ)しかない
・この社会には
二つの主体(人)しかいない
ということだと思ってくださいな♪^○^
具体的には
海の近くに住んでるAさんと
山の近くに住んでるBさんが
主体で、
財は
魚と
きのこだけにしておきましょう。(二財ニ主体)
さて、ここからが本題です。
Aさんは海の近くに住んでいるので、
魚を食べて生活し、
Bさんは山の近くに住んでいるので、
きのこを食べて生活しているとします。
で、今の時点で
「Aさん・・・魚4匹 Bさん・・・きのこ4キロ」
という量の財をそれぞれ持っているとしますね。
自分の持っている分を全部食べてもいいのですが、
AさんとBさんが魚ときのこを交換するのもかまいません。
ただし、お互いが納得したときだけですよ。^_^:
さて、
このときAさんとBさんはどうするのでしょうか〜♪^○^
ってわかるわけないっすね、まだ前提条件が全く書かれてませんから。^_^:
まず、交換うんぬんの前に、
AさんとBさんの好みがわかってないと話になりません。T_T
で、その好みの表現方法は
「限界効用がどうなっているか?」で表現することにしましょう。
よっぽど魚が好きな人なら、魚の限界効用はそれなりに高いまま推移するでしょうし、
逆にきのこが嫌いな人であれば、きのこの限界効用はそれなりに低いまま推移するでしょう。^〜^
例えば
Aさんは、
一個目の魚には10の効用を感じる、
二個目の魚には6の効用を感じる、
三個目の魚には3の効用を感じる、
四個目の魚には1の効用を感じる。
↑限界効用逓減の法則が成立していますね。^_^
さらにAさんはきのこに関しては
Aさんは、
もし1キロのきのこを得られれば10の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば6の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば3の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば1の効用を感じる。
↑こんな感じだったとしましょうか。
あまり好き嫌いが極端ではないような人ですね、Aさんは。^_^
で、今
Aさんは魚を4匹を持っているので、
もしこれをそのまま消費すれば
10+6+3+1=
20の総効用を得られますね♪^○^
さて、↑この数値例を考慮して、
『Aさんが交換に応じる条件』ってわかるでしょうか???
(人間の目的が効用最大化だとすると)当然
Aさんが交換に応じるとしたら
それは総効用が20よりも大きくなる(もしくは20のままの)ような場合だけ
ということになりますね。
誰も
自分の満足度(効用)が減るような交換には応じないでしょうから。^_^:
というわけで、今回はまず
「交換するなら、自分の満足度が上がるような条件じゃないといけない」
ということを覚えておきましょう♪^○^
続きは次回☆^▽^
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