講義6. 交換の利益@

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はい、今回から「交換の利益」ということで、

具体的な数値例を使いながら

『交換が成立するための条件』『交換が成立しないであろう時』などを見ていきます♪^ー^


とりあえず一番簡単な ニ財ニ主体 という想定で見ていきますね。

二財ニ主体 というのは、

・この社会の中には二つの財(モノ)しかない
・この社会には二つの主体(人)しかいない

ということだと思ってくださいな♪^○^

具体的には

海の近くに住んでるAさん

山の近くに住んでるBさん主体で、

きのこだけにしておきましょう。(二財ニ主体)


さて、ここからが本題です。

Aさんは海の近くに住んでいるので、を食べて生活し、

Bさんは山の近くに住んでいるので、きのこを食べて生活しているとします。

で、今の時点で

「Aさん・・・魚4匹  Bさん・・・きのこ4キロ」

という量の財をそれぞれ持っているとしますね。

自分の持っている分を全部食べてもいいのですが、

AさんとBさんが魚ときのこを交換するのもかまいません。

ただし、お互いが納得したときだけですよ。^_^:

さて、このときAさんとBさんはどうするのでしょうか〜♪^○^


ってわかるわけないっすね、まだ前提条件が全く書かれてませんから。^_^:

まず、交換うんぬんの前に、

AさんとBさんの好みがわかってないと話になりません。T_T

で、その好みの表現方法は

「限界効用がどうなっているか?」で表現することにしましょう。

よっぽど魚が好きな人なら、魚の限界効用はそれなりに高いまま推移するでしょうし、

逆にきのこが嫌いな人であれば、きのこの限界効用はそれなりに低いまま推移するでしょう。^〜^

例えば

Aさんは、一個目のには10の効用を感じる、
二個目の魚には6の効用を感じる、
三個目の魚には3の効用を感じる、
四個目の魚には1の効用を感じる。

↑限界効用逓減の法則が成立していますね。^_^

さらにAさんはきのこに関しては

Aさんは、もし1キロのきのこを得られれば10の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば6の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば3の効用を感じる、
さらに1キロのきのこを得られれば1の効用を感じる。

↑こんな感じだったとしましょうか。

あまり好き嫌いが極端ではないような人ですね、Aさんは。^_^

で、今Aさん魚を4匹を持っているので、

もしこれをそのまま消費すれば

10+6+3+1= 20の総効用を得られますね♪^○^


さて、↑この数値例を考慮して、

『Aさんが交換に応じる条件』ってわかるでしょうか???

(人間の目的が効用最大化だとすると)当然Aさんが交換に応じるとしたら

それは総効用が20よりも大きくなる(もしくは20のままの)ような場合だけ


ということになりますね。

誰も自分の満足度(効用)が減るような交換には応じないでしょうから。^_^:


というわけで、今回はまず

「交換するなら、自分の満足度が上がるような条件じゃないといけない」

ということを覚えておきましょう♪^○^

続きは次回☆^▽^


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