講義20. ボックスダイアグラムE

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はい、今回は前回の続きで

「初期保有量によって交換可能領域の範囲は変わる」

ということを見てみようと思います♪^ー^

ちょっと復習!

図18−3


Aさんの初期保有量が魚4匹
Bさんの初期保有量がきのこ4キロ


という場合、交換可能領域は上の図の灰色の点々の部分だということは

前回までにわかりましたね。^_^


で、今回は初期保有量を少し変えて

Aさん・・・魚3匹きのこ1キロ

Bさん・・・魚1匹きのこ3キロ

という組み合わせだとしましょうか。

とりあえず2人の保有量合計は「魚4匹、きのこ4キロ」のままですから、

エッジワースの箱は今までと同じ構造のものが使えますね♪^ー^

ではまずエッジワースの箱を描いてみましょう。

図20−1

今回の条件だと、初期保有量は↑この図の赤い点になりそうですね。^_^

で、この初期保有量の点を通るような2人の無差別曲線を描くと

図20−2

はい、↑この図の

青い線がAさんの無差別曲線
緑の線がBさんの無差別曲線です♪^○^

で、交換可能領域というのは

Aさんの効用が今よりも上がる=青い無差別曲線より右上

で、なおかつ

Bさんの効用も今よりも上がる=緑の線よりも左下

という領域でなければならないので、

図20−3

交換可能領域は、↑この図の灰色の点々の部分となります♪^▽^

ここで見比べて見ましょう。

図18−3                             図20−3
 

↑これらの図から明らかなように、

初期保有量が変われば交換可能領域の広さもかなり変わります!

↑これが今回のポイントですので、よく覚えておいてくださいな♪^ー^


さて、次回は

「似た者同士の交換」というものを見ていきましょう☆^○^


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