練習問題4−C

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T. 等生産量曲線の傾きの絶対値を『技術的限界代替率』という。

以下の図のA、B、C各点におけるおよその技術的限界代替率を求めよ。



[解答]

A点での技術的限界代替率・・・3

B点での技術的限界代替率・・・1

C点での技術的限界代替率・・・0.5



U. (KのLに対する)技術的限界代替率は

−(△K/△L) = MPL/MPK

であらわされるという。
(MPK=Kの限界生産力、MPL=Lの限界生産力)

数式を用いてこれを導け。


[解答例1]

等生産量曲線上では生産量は不変である。つまり

効用の増加分  △L・MPL
効用の減少分  △K・MPK

この和が0となる。

△L・MPL+△K・MPK=0

変形すると⇒ −(△K/△L) = MPL/MPK

左辺は「等生産量曲線の傾きの絶対値」なので、

右辺は技術的限界代替率をあらわしているといえる。


[解答例2]

生産関数を Q=F(K,L) とする。

ここで等生産量曲線上ではQは一定の値(Q’とする)となるので、全微分すると

dQ’=0=(∂F/∂K)dK+(∂F/∂L)dL

⇒ −(dK/dL) = (∂F/∂L)/(∂F/∂K)

左辺は「等生産量曲線の傾きの絶対値」なので、

右辺は技術的限界代替率をあらわしているといえる。



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