T. 等生産量曲線の傾きの絶対値を『技術的限界代替率』という。
以下の図のA、B、C各点におけるおよその技術的限界代替率を求めよ。
[解答]
A点での技術的限界代替率・・・3
B点での技術的限界代替率・・・1
C点での技術的限界代替率・・・0.5
U. (KのLに対する)技術的限界代替率は
−(△K/△L) = MPL/MPK
であらわされるという。
(MPK=Kの限界生産力、MPL=Lの限界生産力)
数式を用いてこれを導け。
[解答例1]
等生産量曲線上では生産量は不変である。つまり
効用の増加分 △L・MPL
効用の減少分 △K・MPK
この和が0となる。
△L・MPL+△K・MPK=0
変形すると⇒ −(△K/△L) = MPL/MPK
左辺は「等生産量曲線の傾きの絶対値」なので、
右辺は技術的限界代替率をあらわしているといえる。
[解答例2]
生産関数を Q=F(K,L) とする。
ここで等生産量曲線上ではQは一定の値(Q’とする)となるので、全微分すると
dQ’=0=(∂F/∂K)dK+(∂F/∂L)dL
⇒ −(dK/dL) = (∂F/∂L)/(∂F/∂K)
左辺は「等生産量曲線の傾きの絶対値」なので、
右辺は技術的限界代替率をあらわしているといえる。
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