練習問題3−A

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T. 時間を「起きている時間」と「眠る時間」の2つのみに分類するとする。

ここで「10時間眠ること」の機会費用は何か説明しなさい。


[解答]

「10時間起きていること」とか「10時間起きていたら得られたであろう効用」

などと表現できる。

機会費用=それをすることで得られなくなった利益(の中で最も大きなもの)



U. いま、工作機械が一つあるとする。

ここでこの機械を

方法Aで使うと250万円の利益が、
方法Bで使うと200万円の利益が、
方法Cで使うと100万円の利益が、

生まれるとする。

ただし、この機械は一つの方法でしか使えない。(例:同時にAとBの方法で使うのは不可能。)

(1)方法Aで使うときの機会費用を求めよ。
(2)方法Bで使うときの機会費用を求めよ。
(3)方法Cで使うときの機会費用を求めよ。


[解答]

(1) 機会費用は「200万円の利益」

(2) 「250万円の利益」

(3) 「250万円の利益」

機会費用の意味を正しく理解しているかどうかがポイント。



V. 1年前に10000円で買ったZという財は、

いま質屋に売ろうとすると20000円で売れるらしい。

1年前に買ったZを所有し続けることの機会費用を求めよ。


[解答]

「20000円」

過去にいくら払ったか?ということは機会費用には全く影響を及ぼさない。

Zを売れば20000円手に入るのに、あえて所有していることの機会費用は

「いま売れば得られるはずの20000円」といえる。



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