はい、今回は道路のお話です♪^ー^
といっても、普通の道路じゃなくて
「せっかく作ったけどほとんど車の通らない高速道路」
とか
「クマしか歩かないような人間の利用価値のなさそうな道路」
を考えていきましょう。^_^:(後ろ暗い話だ)
とりあえず、
すでに出来ているけど交通量の非常に少ない高速道路から。
まあ、基本的に赤字ですね、この手の道路は。^_^:
で、ここでの議論は
「この道路を使うかどうか」
というものです。^_^
一般的には
「使うべき」だと思われています。
理由は
せっかく高い建設費を使って作ったのにほっとくのは資源がもったいないから
とか、まあ
「もったいない」というのが一番大きいんじゃないですかね。^_^
まあ、でもこれはかなり暴論ですね。というのは
「使い続けることのほうが資源の無駄」かもしれないことに
気付いてない意見ですからね。^_^:
まず、
高速道路はいったん建設してしまえば
その建設費がどうこうという議論はしても意味がないです。(重要)
それはもう
回収不可能なお金ですからね。^_^:
だから、
「建設費が高かったから使わないともったいない」というのは
すでに
論点がずれていて無意味な意見ということです。
というわけでもっとミクロ経済学的に
限界原理で考えてみましょう!^▽^
↑限界原理の説明は第二十回を見てください。
せっかく作ったけどほとんど車の通らない高速道路を
高速道路の主である日本道路公団の立場から見ていきます。
道路公団にとって
限界的なメリットは
高速道路利用者の通行料金
です。
そして
限界的なデメリットは
高速道路機能を維持する費用
です。
この二つは比べるまでもないと思いますが、
明らかにデメリットのほうが大きいです。^_^:
ようするに
使えば使うほど赤字(もしくは社会的ムダ)が大きくなっていくということですね。
で、今度は
「クマしか歩かないような人間の利用価値のなさそうな道路」
を考えてみましょう。
これも一緒です、
限界的なメリットはほとんど無くて
限界的なデメリットは道路の維持のための費用
です。
やはり社会的ムダが大きくなってしまいます。T_T
さて、今回のお話のポイントは次のことなのですが、
「利益が上がらない」とわかったら次に何をすればよいか、これです。
利益が上がらない場合、やるべきことは
「損失の最小化」です。^〜^:
損失の最小化というのは、この場合
「
高速道路を使わない」ということですね。^_^:
使えば損失が拡大していくだけですから。^▽^:
でも、
解体すべきとも言いませんよ、
解体には費用がかかりますから。^_^:
解体するのは、
「解体することでそれ以上のメリットが期待できるとき」だけでいいです。
今回のまとめ!
ミクロ経済学の(供給側の)目的は
「利益最大化」「損失最小化」
のどちらかであること!
これと
限界原理を忘れると、
たいていろくな結果にならないので注意してくださいな。^−^:
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