第十回 パリーグにダフ屋は存在し得ない!

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はい、今回は『パリーグ』 について考えています!^ー^

さてさて、前回はセリーグについて見ていきました。

とりあえずセリーグ

需要と供給とチケットの値段のバランス

がきっちり取れてないのがわかりましたね。^_^:

本来、もっと値段が上がるべきところが、

低いままで抑えられている
ので、チケットにその値段より高い評価をしている

人たちには、正規の値段より高く売りつけることが可能
、というお話でした。


さて、ではパリーグはどうなっているのでしょう?

まず、パリーグの試合とセリーグの試合、

チケットが同じ値段なら普通の人ならどちらを見たいと思うでしょうか???

おそらく人気球団が多いセリーグのほうが見たい人が多い と思います。^_^

これを経済学的に言い直すと

「パリーグの試合の観戦チケットは需要が少ない」

といえるでしょうね。

さて、ここでパリーグのチケットの需要 供給を予想して図を書いてみます。

図10−1
mikurode10-1.jpg

はい、この図のポイントを言います♪

まず、正規の値段を5000円だとすると、

その値段では供給のほうが需要よりも多いので、

空席がたくさんできる、ということになります。

そりゃそうですね、どれだけ「5000円で売りたい〜」ていう人が50000枚チケットを持っていても、

それを買いたいと思う人がそれ以下だったら、チケット5万席分を売り切ることは出来ません。^_^:


この状態だと、絶対にダフ屋は現れません!^−^


前回のセリーグの話だと、チケットを手に入れられなかった人の中には

正規の値段以上の価値をチケットに見いだしていながら

運悪くチケットが手に入らない人
がいました。

そういう人ならダフ屋から正規よりも高いチケットを買う場合があります。

しかし!

今回のパリーグの話では、

チケットに5000円以上の価値を見いだしている人は全員チケットを買って

5000円も価値をもってないと思っている人ははじめからチケットを買いません

どういうことかというと、

仮にダフ屋が誰かから1万円くらいでチケットを譲り受けたとしても、

それを売る相手がいないということです。^_^:

だって、正規に買えば5000円でまだいくらでも買えますからね、

わざわざダフ屋から高い金を出してまで買う必要はないのですよ。


さてさて、次回は

今までの「セリーグ」「パリーグ」のように

需要と供給が一致していない状態の問題点

を考えてみましょう。^▽^


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