講義99. 買い手に対する課税C

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はい、今回も前回の続きで

「課税後の税収と余剰について」を見ていきます♪^▽^

とりあえず少しだけ復習!

図98−2


↑課税後は、消費者はP”払い売り手はP’受け取る

ということをお勉強しましたね。^ー^

で、(P”−P’)×Q’(←取引個数ね)が税収になると言いましたね。^ー^

さて、では上のことを考慮して総余剰を求めてみましょう♪^▽^

と、その前に!!!

一応税収も総余剰に含めることにしておきましょう。^_^

政府は一応国民(消費者・生産者両方)の厚生(幸せになること)に

税収を全てつぎ込む、という考え方ですね。^_^ (国防・治安維持・福祉なども含めて)

図99−1


はい、こんな感じになります♪^ー^

まず消費者余剰は水色の部分の面積ですね。
需要曲線消費者の実際に支払った金額の間の面積)

で、生産者余剰は薄紫色の部分の面積ですね。
供給曲線生産者が実際に得た金額の間の面積)

最後に、税収は黄緑色の部分の面積ですね。
一個あたりの税額×取引個数

で、総余剰はその3つを足したものなので、

図99−2


↑この灰色の部分の面積になりますね♪^ー^

で、課税前の総余剰課税後の総余剰を比べてみましょう。

課税前   →   課税後
 

はい、どうでしょうか???

課税後は、仮に政府が税収を全て国民(消費者と生産者に)のために使ったとしても

図99−3


↑この小さな水色っぽい三角形の部分絶対的に総余剰が減ってしまいました。。。

このように、税によって生じる総余剰の減少分

死荷重(しかじゅう  Deadweight loss)

といいます。^〜^

本来税金がなければ社会全体でもっと幸せ度(総余剰)があったはずなのに、

税金をかけちゃったことで(いくら税収で補おうとしても取り戻せない)失った幸せの量

といったとこでしょうかね。^▽^


さて、次回からは

「生産者に対する課税」の効果を見ていきましょう♪^▽^


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