講義98. 買い手に対する課税B

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はい、今回は前回の続きで、

買い手に課税したことで均衡がどうなるかを見ていきます♪^ー^

まずは前回の復習から!

図97−1


とりあえず、買い手に対して

アイス一個買うごとに50円の税金をかける

ということをすると、需要曲線が50円分下にシフトすることがわかりました♪^〜^


さて、では均衡はどうなるのでしょうか???

図を見れば簡単なので描いてみましょう♪

図98−1


はい、↑こんな感じですね♪^ー^

課税前の均衡はE点で、

価格はP取引量はQでしたが、

課税後の均衡はE’になります☆

しかしこの図にはもう少し重要なことがあります!!!`皿´

図98−2


はい、まず第一に

「取引量はQからQ’に減少している」ということです。

まあ、これは図を見ればすぐわかりますね。^_^:

で、次がもっと重要なのですが、

消費者(買い手)は課税前よりも高い金額を払わされ

売り手は課税前よりも安い金額しか得られない


ということがわかります!(重要)

まず課税後の均衡点E’を見てください。

ここのP’『店に並んだときの(税抜き)店頭価格』みたいなものです。^〜^

で、重要なのは、買い手はそれを買うときに

P”という『さらに税金分上乗せした金額を払わされる』ということです。^〜^


不思議な話ですが、

買い手「はぁぁ、、、アイスが(実質的に)高くなったなぁ。。。」

と思ってしまうのですが、

売り手「はぁぁ、、、アイスが(実質的に)安くなったなぁ。。。」

という風に思っています。^_^:

買い手から見れば、 P → P” なので、今までより割高に、

売り手から見れば P → P’ なので、今までより割安に、

と感じてしまうのですねぇ。。。´ー`

しかしおかしいですね?

買い手はP”払い、売り手は(実質)P’しか受け取ってないなら、

その差である(P”−P’)はどうなったのでしょう??? ̄〜 ̄

図を見れば簡単ですね、それがさっきの税金分なのですよ♪^ー^

その(P”−P’)取引された個数をかけたものが、政府の税収になります。

(例. 一個に買うごとに税金50円で、総取引量が100万個の場合
⇒ 50円×100万個 = 税収5000万円)

次回はその税収の話を余剰の考え方を使って考えてみます♪^▽^


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