はい、今回は
自由貿易のデメリットを見ていきます♪^ー^
とりあえず前回までの講義で、
『世界価格が国内の均衡価格より高かろうが低かろうが、
自由貿易のほうがその国の総余剰を増大させる』
ということを見ていきましたね。^_^
↓輸出入禁止の時
↓
自由貿易の時↓
しかし、たとえば
世界価格が国内よりも高いときの消費者余剰は
左の図と右の図を比べればわかるように
減少(損失がでている)しています。^〜^:
総余剰(消費者余剰+生産者余剰)自体は増加しているのですから
もし生産者側が何らかの形で消費者の損失を埋め合わせたとすれば
誰も損することなく国内全ての人々の厚生(幸せ度)を改善できた、といえます。^_^:
そういう意味で、
貿易は
『全ての人を今までより豊かにしうる』
といえます♪^▽^
ただし、
「豊かにしうる」ですから、実際に
「豊かにする」ではありません。
生産者は自分の余剰を減らしてまで消費者に補償しようとは思わないし、
消費者も自分の余剰を減らしてまで生産者に補償しようとは思わないでしょうから。^_^:
だから、
国際貿易の開始、というのは
全体的に見て恩恵を大きくすることは可能ですが、その一方で
ある一部の人たちにとっては今までより小さな恩恵しかもたらさない
ということになると思ってください。T_T
さて、とりあえず
〜国際貿易の基礎〜というセクションは今回で終わりにして、
次回からは
〜課税の効果〜というセクションに入ろうと思います♪
そこでも余剰の考え方が重要になってくるので、ちゃんと復習しといてくださいな♪^ー^
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