講義92. 輸入国@

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はい、今回は

「世界価格が国内の均衡価格よりも低い時」

というものを考えていきます♪^ー^


とりあえず、今までどおり

A国は小国で、今まで鉄鋼の輸出入は禁止されていた

ということにしてきますね。^_^

で、輸出入が禁止されていた時の国内の均衡価格

図88−2


需要曲線供給曲線の交点である

E点の水準、つまり価格はPになります☆^〜^


さて、ではここで鉄鋼の貿易が自由化されたとしましょう。

で、世界価格P”国内の均衡価格Pよりも低いとします。^_^:

図にすると

図92−1


↑こんな感じですね、

国内の均衡水準E点の価格Pよりも

世界価格P”のほうが低い
ですね。^_^

結論からいうと、このように

世界価格のほうが国内の均衡価格よりも低い場合

その国はその財の輸入国になります♪


さて、上の図を見てみると

もし国内の鉄鋼企業がPという価格を維持するなら、消費者(需要者)

「そんな高い鉄鋼買わずに海外から買おっと♪」

と言って必要な鉄鋼をすべて輸入するでしょう。^_^

というわけで、A国の鉄鋼企業は

世界価格を受け入れざるを得なくなりますね。^_^

でも!

供給曲線からわかるように、もし価格P”を受け入れるとすれば、

企業はQ3の量しか供給しません。^〜^:

でも、価格がP”ならば

需要はQ4あるので、

Q4−Q3)だけ需要超過になっているのがわかりますね。^△^:

で、ここからが重要!!!

もし鉄鋼の貿易が禁止されていたら、

価格が調整されて数量もうまく均衡する
のですが、

今回は貿易が自由です。^−^

ということは、

需要に足りない鉄鋼は全て輸入すればいいのです♪^▽^

図にすると

図92−2


↑こんな感じですね♪^ー^

需要超過分(Q4−Q3)を輸入すればいいのですね。

貿易が自由化されると、A国の消費者

輸出入が禁止されていたときよりも安い価格

しかも多くの鉄鋼を買う(需要する)ことができるわけです。


さて、次回は今回の話を

余剰の考え方をつかって見ていきましょう♪^▽^


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