はい、今回は
「貿易が無いときの均衡」ということで、
まずその国の市場が外国から完全に切り離されている
という状態を考えてみます。^_^
とりあえず架空の国を想定して話を進めていきましょう。
あるところに
A国という国があるとします。
この国の政府は
「鉄鋼はこの国の重要な基盤をなすものだから
外国に輸出したり、逆に輸入したりすることは許されない」
という考えを持っていて、
法律で厳格に
『鉄鋼の輸出入は完全に禁止、それを破ると死刑』
ということを規定しているとしましょう。
(厳しいねぇ。。。T_T)
となると、鉄鋼に関しては国際貿易は存在せず、
A国の市場に参加する人は
A国の買い手(需要者)と
B国の売り手(供給者)
だけになりますね。^〜^
まず、国際貿易が存在しないということは、
世界の他の国で鉄鋼を買うとか売るとかいうことが無いので、
価格は完全にA国の市場で調整されますね。^_^
で、A国での鉄鋼の
需要曲線と
供給曲線は
図88−1
↑こんな感じだとしましょうかね。^〜^
別になんてことはない、今までよく出てきたものとほぼ同じですね☆^▽^
さて、
「貿易が無いときの均衡」はどうなるでしょうか?
実は、別に特に変わった作業をする必要はありません。
今までどおり「
需要曲線と
供給曲線の交わる点」を求めるだけです。
貿易が無いときは、
価格は完全にA国の市場で調整されますから♪
図88−2
はい、この
E点が均衡点になります♪
均衡価格はP、
均衡取引量はQですね。^〜^
さて、とりあえず
貿易が無いときの均衡はわかりました。
求め方自体は簡単ですね☆^ー^
しかし、ここに貿易という要素が入ってくると、
ちょっと厄介なことがでてきます!
次回以降はそれを見ていきましょう♪^▽^
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