はい、今回は
「市場均衡C」
ということで、
講義15〜17でやったことを少し理論的に見ていきます♪^ー^
(覚えてない人は見直しておきましょう)
※今回からしばらく支離滅裂で長い講義が多くなるかもしれないので、
あまりまとまった文章を読むのが得意じゃない人はしばらくお休みください。。。T_T
とりあえず一般的な
需要曲線と
供給曲線を描いてみますね。
図81−1
はい、
右下がりの需要曲線と
右上がりの供給曲線、
まさに典型的ですね。^_^
で、このような場合、
価格はP’、
取引量はQ’になるというのですが、
一体何故なのでしょうか??? ̄〜 ̄
実は、
これがあまり詳しく説明できてない教授や大学講義、教科書などは
結構あります・・・。(残念な話ですタイ。。。T_T)
しかし、なぜその
価格と取引量が
E点
の水準になるのか、がきちんとわかってないと
いくら「需要曲線がシフトしたから―――」とか
「均衡点がどうなった―――」という議論をしても意味がないと私は思います。^_^:
ではまず
E点以外(P’)の点で価格が決まっていたらどうなるか
を考えてみましょう。
図81−2
はい、これは価格が
P”というふうに、
均衡価格より高い場合
です。
このとき大事なことは
企業の最大の目的はなんだったかな?ということです。
基本的に、ミクロ経済学では
「企業は利潤最大化を目的として行動している」
という仮定をおいている、ということは今まで何度も言いましたね。^〜^
で、さらに
消費者の目的も思い出しましょう。
基本的に、ミクロ経済学では
「消費者は効用最大化を目的として行動してる」
という仮定をおいていることも今まで何度も言いました。^ー^
この
『利潤最大化』を目標にしている企業(供給者)
と
『効用最大化』を目標にしている消費者(需要者)
、
そういう立場をまず理解しておきましょう。
(それを前提としないと均衡の意味がありません。)
※ここからかなりややこしいけど頑張ってね♪^ー^
辛くなったらとばしてもいいですよ〜。
まず、
価格がP”ならば
企業は
Q2 という量を供給したいと思っています。
しかし!
消費者はQ1しか需要したいと思っていません。
ということは、このまま何も考えずに
生産→供給すると
Q1だけ需要(購買)されて、
(Q2−Q1)は費用だけかかって購買されません。
つまり、
利潤が減ってしまうということです。
利潤最大化を目的とする企業としては、(強制でない限り)
P”という価格はつけられません
ね。^〜^
で、価格を上げれば上げるほど
生産しても購買されないという状況ですから、
当然価格を上げるインセンティブは働きません。
(インセンティブ・・・そうしたいと思う気持ち)
消費者の立場だと、
価格が下がるほど需要したいと思う量が増え、なおかつ
効用(支払許容量)―価格 の値が大きくなります。
だから、
消費者は価格を下げることに対するインセンティブを持っています。
さらにややこしいですが、ここで
供給曲線の意味を思い出しましょう。
供給曲線は
「価格が○○のとき××供給したいと思う」という意味ですが、
それを言い換えると(正確に言うと)
『ある価格○○が与えられて、利潤を最大化しようと思えば
××の水準に生産するのが良い、
ただしそれが全て売れると仮定すれば』
ということです。
(この「それが全て売れる」という仮定が重要!)
そりゃそうですよね、
「
100円で売れるならリンゴ3コ生産するのが一番いいね、
だって、
それ以上作ると限界費用のほうが高いもんね♪」
という場合、一応
『100円で売れるなら』とは言ってますが、
『100円でホントに3個売れるのかよ』
ということは考えてませんからね。^_^:
ということは、
今回の図のように
P”のように、
供給超過になる価格
を設定してしまうと、
利潤最大化を目的としていたはずの供給曲線なのに、
その価格だと供給曲線上の点ほど需要されない→
その需要されない分は完全に
マイナスの利潤(損失)になってしまう〜。。。
うむ、ジレンマですなぁ。。。^〜^:
はい、だからまず
このP”という価格には止まらないわけです。
もっとはっきり言ってしまうと
「今より低い価格を受け入れざるをえない」とか
「今より低い価格を受け入れても良いと思う」
ということです。
うむ、、、なんかややこしいなぁ、、、やはり市場均衡を説明するのは難しい。。。T_T
とりあえず次回も今回の続きをしていきます。
次回は今回よりも説明が簡単な
「価格が均衡価格よりも低い時」
というのをやります♪^▽^
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