講義72. 消費者余剰D

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はい、今回も前回の続きです。(長いのぅ。。。^〜^:)

まあ、大事なトコですし。。。(これも前回言った)


さて、次のような場合を考えてみましょう。

Aさんはリンゴに 150円までなら出しても良い
Bさんはリンゴに 100円までなら出しても良い
Cさんはリンゴに 50円までなら出しても良い

と考えているとしましょう。

で、ここでリンゴの実際の価格が75円の時を考えてみましょうかね。^〜^

で、前回までよりもさらに少し図を変えてみましょう。

図72−1
mikuro72-1.jpg

はい、こんな感じになります♪^ー^

縦軸に「払っても良い金額」とか「実際のリンゴの価格」というような 『価格』を、

横軸に「何人(個)目まで買うか」という 『個数』

を表したグラフですね。^_^

で、総消費者余剰は 75(Aさん) 25(Bさん)100円 ですね♪
(Cさんは買わない)


さて、次は需要曲線を考えてみます。

Aさんはリンゴに 150円までなら出しても良い
Bさんはリンゴに 100円までなら出しても良い
Cさんはリンゴに 50円までなら出しても良い

という条件から考えると、

151円以上なら0個、
150〜101円なら1個(Aさん)
100円〜51円なら2個(AさんとBさん)
50円以下なら3個(Aさん、Bさん、Cさん)

という具合になりそうですね。(各自確認♪)

図にすると

図72−2
mikuro72-2.jpg

はい、この紺色の線になりますね♪^ー^

と、よく見ると、これってさっきの
図72−1
mikuro72-1.jpg

外周と一緒なんですね!(これが大発見^▽^)

だから、需要曲線実際の価格(75円) だけ与えられれば

図72−3
mikuro72-3.jpg

この赤い部分 紺色の部分を足して求めることで、

図72−1よりもはるかに楽に(簡単に)消費者余剰が求められる のです♪^ー^

ちなみに計算すると、

(150円−75円)×(1−0) (100円−75円)×(2−1)

75 25100(円)  となります。(簡単ですね)


とりあえず、消費者余剰の考え方はこんな感じです。

需要曲線とからめて考えることでちょっと楽になりますね。^▽^

次回は今回よりも数学色の強い講義をしましょうかね♪^ー^
(とはいっても、計算上の数学のレベルは中学生レベルまでにしますがね。^〜^:)


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