講義70. 消費者余剰B

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はい、今回は前回のお話をもう少し詳しくみてみます。

単なる数式だけでわかった気になるといけないので。。。T_T


前回の講義で

図69−2
mikuro69-2.jpg

この時の消費者余剰は黄緑色の部分 紫色の部分を足した面積

と言いました。が!!!

この理由にピンとこない人も多いんじゃないでしょうか???^_^:

なんとなくわかった気になるけどなんでだろ?というか・・・。

※ちなみに私が大学1年生の時↑この話の説明を聞いてもイマイチわかりませんでした。^〜^:(懺悔)


今回はもう少し簡単な例で見ていきますね♪^ー^

今回はリンゴを買いに来た人が二人

Aさんはリンゴに 150円までなら出しても良い
Bさんはリンゴに 50円までなら出しても良い、とします。

さて、まずリンゴが実際は100円のときを考えますね。^ー^

このとき、リンゴの需要量は1個です♪^ー^

簡単ですね、Aさんしか買わないからです♪

図70−1
mikuro70-1.jpg

はい、図にするとこうなります。

重要なのは

人(Aさんだけ)が」
150円払っても良いと思っていたのに」
100円で実際に買ったので」
50円の消費者余剰を得た」

という、一つ一つの数字です!

まあ、これは簡単ですね、150−100=50円の消費者余剰を得た、ということです。^ー^


次にリンゴが0円という極端な場合を考えてみましょう。 (実際にはありえませんが^〜^:)

この時はAさん Bさんもリンゴを買いますね♪

需要量は2個ですね。^ー^

図にすると

図70−2
mikuro70-2.jpg

はい、こんな感じです。

りんごが0円なので、支払っても良いと思った金額そのもの、つまり

Aさんは150円Bさんは50円消費者余剰を得ています♪^ー^

だから、総消費者余剰は150+50= 200円ということですね。


次はリンゴが25円という時を考えてみます。

この時も需要量は2個です。^〜^

図にすると

図70−3
mikuro70-3.jpg

こんな感じになります。

Aさん150円払ってもよいと思ったのに25円で、
Bさん50円払ってもよいと思ったのに25円

リンゴを手に入れました。

それぞれ上の棒グラフにあるように125円 25円の消費者余剰を得ました。
総消費者余剰は125+25=150円です。)

それぞれグラフの「価格(黄緑色の線)より上の部分が消費者余剰」

となっているのがわかりますね。^ー^


とりあえず消費者余剰の考え方の基本はこの「価格より上の――」ということです。

続きは次回!


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