はい、今回は
短期総費用曲線
というものを見ていきますね。^ー^
もう今回は最初に図にして見てみましょうかね。^〜^
図65−1
はい、この
青い線が典型的な
短期総費用曲線というモノです♪^ー^
生産量が増えれば総費用が増える(右上がりの線)
というのは当たり前なのですが、
A点を見てください。
この線のポイントは
「生産量が0でも費用は0ではない!」
というところですかね。^〜^
おっとっと、その前に『短期』の経済学的な意味がわかってない人は
講義54
を復習してみてくださいな。^_^:
生産量が0でも費用は0ではない、というのは
短期では
固定費用が一定だと考えているからです。
例えば、車を作るときには様々な生産要素(労働力やら機械やら工場やら・・・)が必要ですね。
このとき、労働力や原材料といったものは生産量にあわせて
比較的短期間で調整できるものですね。^_^
そういうものにかかる費用を
可変費用といいます。
逆に
機械や工場といったものはそんな短時間で調整できるものでもありません。
そういう短時間では比較的調整しづらいものにかかる費用が
固定費用だと思ってください。
※正確に言うとちょっと違うのですが、今の段階で厳密にすることでもないので。^_^
で、ここしばらくの講義でよく使った例である
「米を作るには労働力と資本(機械)
が必要」という場合、
労働力のほうが可変費用、
機械のほうが固定費用だと思えばいいですね。^ー^
で!短期では固定資本が一定です。となると
講義63
あたりでやった
図63−3
↑「このC点で企業は生産する」という分析ができません。。。
なぜかというと、この図では暗黙のうちに
資本も労働力も自由に調整できる
という前提があります。
極端な話、この図では
A点でもC点でもB点でも、どの組み合わせでも
(予算を気にしなければ)生産できたはずです。
しかし、
『短期』という条件がつくと資本は(増やすことも減らすこともできず)一定
という制約がつくので、
予算の一部を必ず資本にまわして、残りを労働力に、という方法で
生産を行わざるを得なくなります。。。^_^:
となると、仮に生産量が0でも
一定の固定費用の費用はかかってしまうということですね。。。T_T
これが冒頭の図で「生産量が0なのに費用は0ではない」ということの意味です。
うむ〜、あまりうまく説明できなかったなぁ。。。(ちょっと反省  ̄_ ̄)
次回は
不可分性というモノに関しての講義をしようと思います♪^ー^
BACK
CONTENTS
NEXT