はい、今回は前回の続きで
等生産量曲線というものを図にする作業をしてみます♪^ー^
ちょっと前回のお話を振り返ってみましょうか。
とりあえず
米を500s作るとします。
生産要素は
「労働力(人間の数)」
「資本(機械の数)」だけだとしましょう。
で、仮に500sの米を作るなら、
@(労働力15、機械1)
A(労働力10、機械2)
B(労働力6、機械3)
C(労働力3、機械4)
D(労働力1、機械5)
の5種類の組み合わせが考えられます。
―――というところまでお話しましたね。^_^
早速ですが今回はもう図を書いてしまいます。
図56−1
はい、これが
「生産量が500kgのときの等生産量曲線」です♪^ー^
意味は簡単ですね、
横軸と縦軸の生産要素の組み合わせで、
同じ生産量になる点
を結んだ曲線、ということですね。^〜^
この曲線のポイントは
『原点に対して凸型である』ということです。なぜこういう形なのでしょう? ̄〜 ̄
これは、
「限界生産力逓減の法則」が成り立っていると仮定しているからです☆^▽^
(限界生産力の説明は
講義50
ですでにやりましたね。^_^:)
例えば
(労働力1、機械5)の組み合わせを基準に考えてみましょうか。
ここでは
「機械は豊富なのに労働力は少ない
」という関係がわかりますね。^〜^
『限界生産力は今すでに豊富にあるモノほど低く、
今過少なものほど高くなる』
というのが限界生産力逓減の法則からわかるので
(労働力1、機械5)の時点で
機械を減らしたとしてもそれほど生産力が減るわけではなく
逆に労働力を増やせば一気に生産力が上がると考えられますね。
ということは、
もし機械を1つ減らしつつ生産量を今の水準(500kg)に保とうと思えば
労働力を少しだけ追加すればいい、ということになりますね♪^▽^ (わかるかな?)
で、今度は
(労働力10、機械2)の組み合わせで考えてみると
ここでは
「労働力は豊富だけど機械は少ない
」という、さっきと逆の関係です。
ということは
機械を減らしたら一気に生産量が減り
逆に労働力を増やしてもそれほど生産量が増えないと考えられます。
となると、
もし機械を一つ減らしつつ生産量を今の水準に保とうと思えば
労働力を大幅に追加しないといけない、ということになりますね♪^ー^
↑この文章の説明を図にすると
図56−2
はい、こんな感じにキレイに
右下がりで原点に凸な曲線
になります☆^▽^
一気に最後まで説明しても良いのですが、
あまり一度に多く説明しても理解度が上がるわけでもないので
続きは次回にしましょう♪^ー^
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