講義53. 企業と利潤

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はい、今回は「企業と利潤」 についてのお話です。^−^

まず最初に企業の意味を知っておきましょう♪

「企業」というのは

『生産要素を投入して生産活動を行い

生産された生産物を市場で供給する経済主体』


という意味です。

ホンダソニーのように俗に「大企業」と呼ばれているものはもちろん、

近所のスーパー八百屋も企業といえますね。^〜^

近所のスーパーは「労働力」という生産要素を使って

「モノの販売サービス」という生産物を供給していますからね。^▽^

このように考えると「床屋」「タバコを売る小売店」なども立派な企業といえますね♪


で、ミクロ経済学では普通

企業は利潤最大化を目的としている

と仮定しています。

「利潤」というのは 「収入―費用」であらわされます。

例えば 総収入が2億円 総費用が1億5000万円だった という場合

利潤は 2億 1億5000万= 5000万円 になります。^ー^

ただし!

ここで注意が必要なのが『費用』という言葉です!!!

今までの講義でも何回も言っているように

経済学でいう費用とは『機会費用』のことです!`△´

例えば小さな居酒屋を思い浮かべてください。

この店で働くのは店主 アルバイト店員の合わせて2人だけだとします。

店主は今年アルバイト店員に通算60万円支払いました。

今年通算で材料費・光熱費などに140万円支払いました。

で、会計学ならこれでこの店主の費用は200万になるのですが、

経済学ではもう一つ重要な費用があります。

それは「居酒屋をしていなければ得られたであろう収入」 です。(重要)

その費用も含めて

収入―費用=利潤

となります。だから仮に経済学的に利潤が0でも、

会計学的には利潤はプラスになっている
わけですね。^〜^:


利潤をできる限り大きくするためには

最適な生産量を達するための生産要素の組み合わせ

というものが重要になってきます。

仮に米を100キロ作るという作業にしても

労働力」「土地」「資本(機械)」

などの生産要素の量をいろんな比率(多さ)で組み合わせられます。

が!それぞれ費用がかかるわけですね、生産要素を使おうと思ったら。^〜^:

利潤を増やそうと思ったら、

仮に生産量が一定(つまり総収入も一定になりますね)なら

費用が最小の組み合わせを選ぶのが利潤最大化の条件になります。


と、一度の講義で一気に進めてもなんだかわからなくなるので

これ以降は次回以降の講義でじっくり進めましょう。^〜^

ではでは!^▽^


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