はい、今回からは
『生産について』ということで、まず
経済学での「生産」という言葉の意味をお勉強していきましょう♪^ー^
我々が日常生活で使う「生産」という言葉は、
「何か(形ある)モノを作る」
というように、
[物]という具体的な形をもったものを考えることが多いですね、^−^
例えば
鉄やゴムなどを使って自動車を作る
というのは一般の感覚でも
「生産」といえますね。^▽^
しかし、
経済学で使われる「生産」という言葉は
もう少し広い意味で使われます。
さっきの自動車のように
具体的な形のあるものをつくることも確かに生産ですが、
経済学では
形の無いものでも生産に含みます。
例えば
運送業(宅急便とかタクシーとかバスも含む)
を考えてみてください。
運送業のように「何かを運ぶ」ということ自体に具体的な形はありません。
しかし、これも立派な経済活動ですよね。^〜^
だから、こういうものも含めて
「生産」というわけです。
ここで2つの用語を簡単に覚えておきましょう。
@
「財」というのは、
取引されるものの中でも
形のあるモノです。
みかんとかCDとかパソコンとか自動車とかテレビとか・・・
これらは全部「財」です。^ー^
A
「サービス」というのは、
取引されるものの中でも
形のないものです。
床屋とかマッサージとか医療介護とか・・・
これらは「サービス」といえます。^ー^
一般の感覚では「財」のほうだけを「生産」と言いますが、
経済学では
「財・サービス」両方とも
「生産」と言うわけですね。^_^
で、
企業はこの「財・サービス」を売ることで収入を得る訳ですね。
さて、ここで
企業の立場にたって考えてみましょう!
企業の目的とはいったいなんでしょう???
経済学では普通、
企業の目的は利潤最大化だとされています。
(総利潤=総収入―総費用 ですよ〜♪)
では、それを実現させるには、どういう風に財・サービスを生産すればよいのでしょう?
あまりスペースも無いので答えを先に言ってしまうと
@生産量を一定として総費用を最小化する
A総費用を一定として生産量を最大化する
この2つの方法しかありません。^_^:
今回から一連の講義で
とりあえず
「企業は何をどのように生産するか?」ということを
お勉強していくわけですが、
とりあえずここからのお話はお話をすすめるための
前提条件が結構多くなってしまうので
何回かの講義に分けて少しずつ進めようと思います。
次回は「限界生産力逓減の法則」というものを見ていきましょう♪^▽^
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