講義39. 需要曲線の導き方

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はい、今回は『需要曲線の導き方』 ということで

今までの知識を総動員して理論的に需要曲線を考えてみましょう♪^ー^


さて、まず最初に『需要曲線』の意味だけ思い出してみましょう。

需要曲線というのは、『他の条件を決められたものとして、

価格が○○の時に需要量は●●ということを示した線』
です♪

注意点としては

価格需要量  という順番を間違えないことです。^_^: (以前何回も言いましたね)

つまりは

[価格が動いたときに、需要量がどう変化するか]

これがわかればいいわけですね♪^ー^

さて、ここで今までやってきた「最適消費計画」というものが非常に役に立ちます☆

実際に見てみましょう!

図37−1
mikuro37-1.jpg
はい、これは

「みかんの値段が下がったときの予算線の変化」をあらわしています。

言い換えると@「その他の条件は一定でみかんの価格だけが下がった」 ということです。

↑まずこれを覚えておいてくださいね。^_^

で、次の図

図37−2
mikuro37-2.jpg

今度は予算制約線と無差別曲線を組み合わせて

最適な消費点(G)を求めました。このグラフの縦軸は「みかんの数」 をあらわしていて

E点よりも G点のほうが上にあるということは、

A「みかんの需要量(=消費量)が増えた」 ということですね。^_^


さて、ここでさっきの

@「その他の条件は一定でみかんの価格だけが下がった」

A「みかんの需要量(=消費量)が増えた」

の二つを組み合わせて考えると

その他の条件を一定として、 みかんの価格が下がる

みかんの需要量が増える

ということがいえそうですね♪^▽^

これを図にすると

図39−1
mikuro39-1.jpg
はい、こんな感じになります。

みかんの価格が下がる みかんの需要が増える
(みかんの価格が上がる→みかんの需要が減る)

ということを繰り返していくと、その点の軌跡は右下がりになりますね♪^ー^

これこそみかんの需要曲線ですね☆^▽^


※以下は余談

さて、ここまで標準的な需要曲線の導き方を見てきたわけですが、

実はこの作業をきっちりできる経済学部生って意外といません。。。T_T

高校での公民科目での『需要・供給』の教え方が悪いのもあるのですが、

やはりみんな「安ければたくさん欲しいだろうから」とか、その程度の認識で

需要曲線を考えている人も多いんですよ。。。^_^:

しかし、経済学を学ぶにつれて、需要曲線が右下がりじゃない場合も出てきます。

それを説明するときにこの『最適消費計画』の考え方を使わないと

どうにも説明しづらいんですよ。。。

とはいえ、この方法でまだピンと来ていると思うので、

次回は少し裏技的な需要曲線の導き方を教えます。^_^:

・・・あまり好きな考え方ではないのですがね。。。。^▽^:


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