講義122. 費用

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はい、今回は前回の話に関連した「費用」というものについて見ていきます♪

今回も話が支離滅裂気味に成っているのはカンベンしてくだせぇ。。。(泣き言)

その前にちょっと復習しておきましょうか。^▽^

前回はトレードオフというものについて考えてみました。

トレードオフというのは

何かを手に入れるために何かを手放さなければならない

という関係のことをいいます。

しかも、人々は様々な物事についてトレードオフに直面していることもわかりました。^_^

何かを今までより1日1時間多くしようと思えば、
1日1時間他の何かをすることを諦めなければならない

とか

何かを1万円分買えば、
1万円他の何かが変えなくなる


とか、言い出すとキリが無いですね。^○^:


さて、人々がトレードオフに直面していることがわかりましたが、

これを踏まえた上で『何か行動するときの費用(コスト)』はどう考えればいいのでしょうか?

例えばA君という人間がいて、今自由に使える時間が1時間あるとしましょう。

で、この時間内でできそうなことは

「テレビを見る」「仮眠する」「本を読む」のどれか一つくらいしか無いとしますね。

A君はその中で

「テレビを見る」ことが一番好きで、「仮眠する」ことがその次に好き

「本を読む」ことは嫌いだということにしましょう。

さて、このときA君が「テレビを見る」ことにしたとすると、その費用は何でしょう?^〜^


『費用』という言葉がわかりにくいなら、損失とかデメリットといっても良いです。

この問題のポイントは

『時間が1時間という有限な中で、ある行動を選んだときの損失は何か?』

ということです。まず、A君にとっては制限時間内で「テレビを見る」という行動が

一番満足を得られそう
だとわかります。

※文章から テレビを見る>仮眠する>本を読む という順で好ましく思っているのがわかりますからね。^_^:

しかし、「テレビを見る」ことで他の何かができなくなったことはもうわかりますね。(トレードオフ)

テレビを見なければ「仮眠する」「本を読む」という行動を取れたはずです。

時間が無限にある場合ならテレビを見たあと何でもできますが、

時間が今回のように1時間しかないという有限な状況では当然

「仮眠する」「本を読む」という行動はできませんね。T_T

しかし、仮に「テレビを見る」という行動をしなかったとしても

「仮眠する」と「本を読む」という二つの行動を両方達成できたわけではありません
ね。

「仮眠する」と「本を読む」という行動のうち

どちらか一つA君の好きなほうを選ぶでしょう。

となると、当然「仮眠する」という行動を選ぶことになります。


上の話をまとめると、

@とりあえずA君は「テレビを見る」ことにする

Aしかし、もし「テレビを見る」という行動を選ばなければ
次に満足度が高そうな「仮眠する」を選ぶ

B「テレビを見る」ことにしようがしまいが「本を読む」は関係ない

この3つが導けそうですね。^_^

さて、ではA君が「テレビを見る」ことの費用は何なのでしょうか???

答えから言うと

「仮眠する」ことです。

テレビを見たことで諦めなければいけないのは

その時間があれば本来できていた「仮眠する」という行動ですからね。

この状況下で、仮に「テレビを見る」を選ばなかったとしても「本を読む」を選ぶことは無いので

「本を読む」という行動は費用とまったく関係ありませんね。^〜^


もう少し一般的に経済学で言う費用を言うと

(今までの講義で何度も何度もくり返し言っているように)

『あるものを獲得するために放棄したもの』
(もしくはあきらめるものの中で最大の満足をもたらすもの)

のといえます。(非常に重要)

これを機会費用といったりもします。^〜^

世の中でいう「費用」とは意味が若干違うので注意です!

世の中で言う「費用」というのは基本的に「それに費やすお金のことです。

その世の中で言う「費用」の場合

自宅で寝る費用は0円ですし、

買っておいた本を読む費用も0円ですね。お金が(明示的には)かかってませんから。

しかし!人間の幸せを計る上でその「世の中で言う費用」がどれほど役に立つのでしょう?

はっきり言って、その「世の中で言う費用」とやらでは

何をどうすれば満足感を増やせるか?(最大にできるか?)がまったく示せません


せいぜい手元に残るお金を最大化にする程度の役にしか立たないでしょうね。^_^:


それに対して、経済学でいう「費用」(機会費用)だと、

人間の幸せ・満足感を計る上で非常に役に立ちます♪^ー^

例えば自宅で寝る機会費用は、

寝ずに働いていれば得られたはずのバイト代であったり、
その時間で本を読むことの満足感であったり、
誰かと遊ぶことで得られる満足感であったり、

個人個人の好みを反映したものになります。

その「機会費用」「自宅で寝ることの満足感」を比べて、

満足感のほうが大きければその行動をすれば良いし、

機会費用のほうが大きいならもっと大きな満足感をもたらす行動をすれば良い

ということになりますね。


あと、機会費用の考え方で重要なのが

「別に『費用』は金銭(やモノ)に換算できなくても良いということです。

さっきやったA君の「テレビを見る」ことの費用の例でもあるように、

別に費用は「仮眠すること」とか言う風に行動で表現しても良いということですね。^−^

「○○より××が好きで、××より△△が好き」

というように序列がついていれば、別に

『1時間でできそうなこととして

アルバイト代1000円より寝ることが好きで、寝ることよりもゲームをすることが好き

という状況があったとしたら、

ゲームをすることの費用は寝ること

と表現できるわけですね。^_^:

別に金銭的に表現しなくても良い、という条件がつくことで

「金銭が多くたまることが幸せだ」というような

個々人の思想や好き嫌いをまったく反映しないような固定的な理論とは

一味違う深い洞察ができるわけですね、経済学では♪^_^

※しかも「金銭が多くたまることが幸せだ」という人がいたとして、
そういう人の満足感を最大化しようとするときでも機会費用の考え方で対応できます。


さて、「次回は満足感を最大化するためには一体どういう考え方をすればよいか?」

ということを見ていこうと思います♪お楽しみに〜☆^○^


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