講義119. 寡占ゲーム@

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はい、今回は前回までの話を参考にして、

「寡占」という経済現象をごく簡単に見ていこうと思います♪^ー^


まず寡占(かせん)というのは

ある特定の財を供給する主体が少数である状態

のことです。(辞書的)

たとえば、日本の国内産の自動車市場なんてのは寡占なのかもしれませんね。^〜^

トヨタ本田日産

のわずか3社が国内産自動車のかなりのシェアを占めてますからね。^▽^:
(他にもマツダとかスズキなどもありますが、この3社に比べれば微々たるものでしょう。)


さて、とりあえず話を進めていくうえで基本となる

簡単な寡占の例を考えておきましょう♪^▽^

[寡占ゲーム]

今この国には A企業とB企業 という2つしか飲料水を販売する企業がありません。
(つまり、この2企業しか飲料水を供給できないということ=寡占

とりあえず、毎期毎期どちらの企業も

「水販売量を5億gにする」「水販売量を10億g」にするか決めています。

もし、

@両方が5億gだと、水の供給量が抑えられて希少性が増すので高く売れ
利潤はどちらも5億円になります。

A両方が10億gだと、水の供給量は多くなり希少性が減るので安くしか売れず
利潤はどちらも4億円になります。

B片方が5億g、もう片方が10億gだと、水の供給量はそれなりの量になるので
そこそこの値段で売られ利潤は5億gのほうは3億円、10億gのほうは6億円になります。


はい、とりあえず↑この例で考えていきましょう。

水を販売する企業が2つしかない、という寡占状態ですね。

文章のままだとややこしいので、いったん利得行列にしてみましょうか。^〜^

図119−1


はい、こんな感じですね、

プレイヤーは A企業とB企業

戦略はどちらも 「5億g販売」「10億g販売」 の2つです。^〜^

利得は、たとえば

A企業が「10億g販売」B企業が「5億g販売」の時は

(6,3)となっているので

A企業が6億円B企業が3億円 となることが読み取れますね♪^ー^


さて、まずは一回限りのゲームだったらどうなるかを考えてみましょう。

A企業の立場になって考えてみます。

もしB企業が「5億g販売」を選んだとしたら、

自分も「5億g販売」を選べば、自分の利潤は億円
自分は「10億g販売」を選べば、自分の利潤は億円になります。

ということは、B企業が「5億g販売」ならば、自分は『10億g販売』を選ぶと得です♪^▽^

もしB企業が「10億g販売」を選んだとしたら、

自分は「5億g販売」を選ぶと、自分の利潤は億円
自分も「10億g販売」を選ぶと、自分の利潤は億円です。

ということは、B企業が「10億g販売」でも、自分は『10億g販売』を選ぶと得です♪^○^

Bの選択にかかわらず、Aは『10億g販売』を選ぶとよいのですね。

つまり、A企業にとっての支配戦略『10億g販売』ということになります☆

で、この話はBにとっても一緒なので、(各自自分で確かめてみましょう♪)

Bにとっての支配戦略『10億g販売』ということになりますね☆


さて、ではA・Bがそれぞれ支配戦略どおりに動いた結果どうなるか見てみましょう♪

図119−2


はい、お互いが「10億g販売」を選ぶと、

(4,4) つまり両方利潤が4億円という結果になることがわかります。^〜^

しかし!!!

本来両方が「5億g販売」を選んでいれば、

(5,5) つまり両方利潤が5億円という、もっと良い結果が得られたはず
ですね。^_^:

前回までの講義でわかるように、

これが(現実世界の企業運営のように)無限に繰り返されるゲームならば、

今の状態よりも『両方5億g販売』になったほうが

長期的な視点で見れば良い
ですね。^〜^


片方がここでおうむ返し戦略をとった、と言う想定で

次回は話を進めていきます♪^○^


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