講義104. 税と弾力性@

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はい、今回からは

税をかけることと弾力性とはどういう関係にあるか

を見ていきますね♪^ー^

その前に、今回はとりあえず弾力性という言葉を復習しておきましょうか。

まずは需要の(価格)弾力性から。

とりあえず数式っぽく書くとすると


[需要の弾力性]

需要量の変化率
―――――――――
価格の変化率

(需要の変化率÷価格の変化率)


というような感じです。^−^

実際に図で見たほうがわかりやすいと思うので、例を描いてみます。

図104−1


はい、この図のA点での弾力性をはかってみましょう♪

とりあえずA点からB点に変化するときの数値で見てみましょうか。
(※高校数学の「微分法」の知識なしでも解けるようにした配慮です)

まず需要量は 50→75 に増えたわけですから、 25/50= 0.5、

つまり50%の増加ですね。^_^

で、価格は 100→80 に減ったわけですから、 20/100 = 0.2、

つまり20%の減少ですね。^_^

となると、需要の(価格)弾力性

50% (需要の変化率)
――――――――――――――
20% (価格の変化率)

2.5

となります♪^ー^


供給の(価格)弾力性も見ておきましょう。

とりあえず数式っぽく言っておくと


[供給の弾力性]

供給量の変化率
――――――――
価格の変化率


(供給量の変化率÷価格の変化率)


というような感じです。^_^

図104−2


はい、このA点からB点への数字の変化を使って

A点での供給の弾力性を見てみましょう。

まず供給量は 50→60 に増えたわけですから、 10/50= 0.2、

つまり20%の増加ですね。^〜^

で、価格は 100→110 に上がったわけですから、 10/100= 0.1、

つまり10%の増加ですね。^〜^

となると、供給の(価格)弾力性

20% (供給の変化率)
―――――――――――――
10% (価格の変化率)



となりますね☆^ー^


とりあえず簡単に弾力性の求め方を見てきましたが、

次回は今回の話をもう少し深めて

弾力性が違うと需要曲線・供給曲線にどういう違いが出るか?

ということを見ていきます♪^▽^


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