はい、今回は
「課税による負担」ということで、
税金を
買い手にかけるか、
売り手にかけるか、
という違いで負担がどうなるかを見ていますね♪^ー^
まず、
買い手に税金をかけたときは
税金分需要曲線が下にシフトする、ということがわかりましたね。
図98−2
↑図にするとこんな感じでした♪
売り手に税金をかけたときは
税金分供給曲線が上にシフトする、ということがわかりましたね。
図101−2
↑図にするとこんな感じでした♪
で、次に
余剰分析の結果を二つ並べてみてみましょう。
買い手に課税 ← →
売り手に課税
どうですかね?
よく見てみるとわかるのですが、
買い手が実質的に払う金額も
売り手が実質的に得る金額も
消費者余剰も
生産者余剰も
税収も
取引量も
買い手に課税しようが売り手に課税しようが一緒なんですよ!
(重要)
※図では需要曲線の傾きや供給曲線の傾き、シフトの度合いなどを
きっちり描かなかったので少しずれていますが、
厳密に描くとそうなります。^〜^
もう少し違う描き方をしてみましょうか?
(ここからちょっとややこしいので、難しいのが嫌いな人は今日はここまでで良いですよん♪)
図103−1
はい、
水色の線は買い手に課税したとき、
紫色の線は売り手に課税したときです。
供給曲線を固定して需要曲線を下にシフトするのも、
需要曲線を固定して供給曲線を上にシフトするのも、
シフト幅(税金の重さ)が一緒だったら
均衡点が左にずれる度合いは一緒ですね。^_^:
図で見るとわかるように、
ちょうど
需要曲線と供給曲線の間に
税金分の差ができる取引量に落ち着きます。
ホントは数値例を出して数学的に解くと
簡単にわかることなのですが、
このサイトの趣旨に合わないと思うのでそれはやめておきます。^_^:
とりあえず今回の話で大事なのは
『税額が一緒なら、買い手にかけても売り手にかけても結果は同じ』
ということです♪^ー^
税をどちらにかけるか争うのはあまり経済学的には意味が無いということですね。
さて、次回は
弾力性と税金の関係を見ていきます。
『弾力性』を忘れた人は講義11〜14をしっかり復習しておきましょう♪^▽^
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