講義101. 売り手に対する課税A

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はい、今回は前回の続きで、

『売り手に対する課税により、均衡はどう変化するか?』

について考えていきます♪^ー^

その前にちょっとだけ復習!

アイス一個を売るごとに50円の税金を払わないといけないようになると

図100−1


↑このように、税金分(50円分)だけ供給曲線が上にシフトする

ということが前回の講義でわかりましたね♪^▽^


さて、では均衡はどうなるでしょうか???

図にすると簡単なので、早速見てみましょう♪^▽^

図101−1


↑はい、こんな感じになります。^_^

課税前は 均衡点E(価格P、取引量Q) でしたが、

課税後は供給曲線が上にシフト(紫色の線)して、均衡点がE’に変わりました

E’は今までの均衡点Eよりも

左上にあるので、価格は上がり、取引量が下がったということ―――

といいたいところですが、その前に次の図を見てください。^_^:

図101−2


はい、わかるでしょうか?

均衡点がE’に移ったので、取引量は

QからQ’というように確実に減っています
ね。^_^

で、次がポイント!

均衡点がE’なので、一個あたりの表示価格(店頭価格と言っても良い)は

PからP’に上がっています
が、

実際に売り手が得る金額は、そこから(一個あたりの)税金を引いた分だけです!(重要)

つまり、図で言うとP”だけ、ということになりますね。^_^:

消費者はアイス一個を買うのにP’支払い

生産者はアイス一個売るごとに(実質)P”だけしか受け取れない・・・

で、P”とP’の差額がちょうど政府が得る(一個あたりの)税収になります
ね。^_^

で、税収の合計

(一個あたりにかかる税金)×(取引総数) ですね。^_^

(例: アイス一個売るごとに50円の税金、取引量が100万個
50×100万=5000万円の税収)



さて、次回は余剰の考え方を使って今回の話を考えてみましょう♪^ー^


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