はい、今回は
「代替と補完」ということで、
なんとなく
お互いに関連のありそうな財のお話をします♪^ー^
講義12ですでに
「財の価格のみが変わったときに、財の需要量がどうなるか」
を示した
需要曲線の話はしましたね。^〜^
もう少し正確に書くとですね、これは
自財の価格のみが変わったときに、自財の需要量がどうなるか
ということです。
たとえばですね、
きゅうりの価格が変化したとき、
きゅうりの需要量がどうなるか?
とか
石油の価格が変化したときに、
石油の需要量がどうなるか?
とか、
とにかく
「自財の価格が上がったときに、自財の需要量がどうなるか」
という、
自分の価格変化に対する
自分の需要量の変化を示しています。
ちょっとここからは視点を変えてみてみましょう。
なんとなくですが、
他の条件が一定でバターの価格だけべらぼうに高くなるすると、
マーガリンの需要が増えそうな気がしませんかね?^ー^
べらぼうに高くなった
バターを使うより、
マーガリンで代用したほうがかなり得した感じになりますから。
バターが高くなる → マーガリンの需要が増える
こういう関係の財を
『代替財(だいたいざい)』と言います♪
もう少し一般的に書くとですね、
A財の価格が上がる ⇒ B財の需要量が増える
A財の価格が下がる ⇒ B財の需要量が減る
という関係の財を
代替財といいます。
イメージとしては、
「
この財がこんなに
高くなるなら、これを買わずに
あの財を
買うことにしよう」
というような 『
この財 と
あの財』 のような関係です。
なんとなく
『代用(代替)』しているような関係ですね♪^ー^
他にも
「ビールと発泡酒」なんてのも代替財っぽいですね。
では今度は
ビデオデッキの価格が下がると、ビデオテープの需要がどうなるか?
を考えてみましょう。
これはなんとな〜くですが
ビデオデッキの価格が下がる ⇒
ビデオテープの需要が増える
となりそうな感じですね。^_^
(需要を総販売数と置き換えてもかまいません。)
ビデオデッキ安 ⇒ ビデオデッキ買う ⇒
ついでにビデオテープも買う
といった感じでしょうかね。
よく考えてみると、
ビデオデッキとビデオテープは
2つそろって役に立つという部分が強いですからね。^_^:
今回の
ビデオデッキの価格が下がる → ビデオテープの需要が増える
というような関係の財を
『補完財(ほかんざい)』といいます♪
一般的に表現すると
A財の価格が上がる ⇒ B財の需要量が減る
A財の価格が下がる ⇒ B財の需要量が増える
という関係の財を
補完財ということになっています。
他にも「テレビとゲーム機」とか
「パソコンとソフト」とか「自動車とガソリン」なんかも補完財っぽいですね。
※ここまで「代替財」とか「補完財」とかいってきましたが、正確には
「粗代替財」「粗補完財」といいます。
中級以上の経済学になるとその違いが重要になるので、
その時に思い出してくださいな。^_^
代替財があふれているような財を作る企業の場合、
その財の価格がちょっとでも上がったら、みんなが
「じゃあ他の財を買おっと♪」ということになって、
一気に総売上が下がりそうな感じです。T_T
一方、
代替財があまり無いような財を作る企業の場合、
その財の価格が上がってたとしても、みんな
「かといって他で代用もできないしなぁ・・・」ということになって、
総売上が上がりそうな感じです♪^▽^
↑この話、もしかしたら
人間の給料でも似たようなことになるのかもしれませんよ。^_^:
他の人間がいくらでも代用できるような能力しかない人の場合、
高い賃金を要求しても
「じゃあ他のやつを雇います」ということになり
一気に賃金が下がる(というか0になる)、一方
他の人間には無いような素晴らしい能力がある人の場合、
高い賃金を要求したら
「他に代用できる人間もいないし、たとえ高い賃金でもいてもらわないと困る」
ということになり、
賃金が上がりそうです♪
↑あくまでこの話は仮想の話だったのですが、
誰にもまねできないような素晴らしいプレーが出来る野球選手や
誰にもまねできないような素晴らしい歌を歌える歌手なんかが
ものすごい高収入を得ていることを考えると、ある程度当たっている気がしませんかね。^〜^:
次回は「労働供給」という話をします☆^○^
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