講義34. モデル分析B

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はい、今回も前回の続きです♪^ー^


[モデルF]

無人島に残された非常食を持ってないXさんとYさん

この島には豊富に植物・果実などがある

↑このモデルが今までと大きく違うところはですね、

人間が複数存在することです。

今までのモデルは「Xさん」という1人の人間だけでしたが、

今回は「Xさん」「Yさん」と2人の人間がいることで

社会関係というものができあがる可能性があります。

とりあえず2人とも食べるものを持っていないので

何とかして果物などを採って飢えをしのがないといけませんが、

もしかするとそこで何らかの関係が2人の間に出来上がるかもしれません。

たとえばですね

片方が休んで片方が一方的に(暴力などで)働かされる

権力関係

であったり、

一方通行または両想いの

情愛関係

であったり、

自分の利益を考えて協力する

協力関係

であったり、

どういう形かはともかくとして、何らかの関係が出来上がる可能性があります。

今回のモデルでは特に「2人の能力・腕力」とか「無人島の広さ」とかが明記されてませんが、

そういう部分まで細かく考えると

どんな関係が出来やすいかがわかると思います。^_^:

では次のモデルに〜。


[モデルG]

人間はXさんとYさんの2人存在する。

2人とも非常に広い土地をもっています

2人とも今現在米を60kgずつ持っていて

人間は一年に米を50kg食べれば生きていけるとします。

米を土地にまくと、一年後にはその何倍かになります

他人の土地は無断で使用してはいけません!

↑このモデルは

モデルEモデルFの要素を組み合わせて作っています。

とりあえず2人とも土地も持っている米も

条件は全く同じ
です。

とりあえずこの土地ではまいた米の6倍が来年収穫できるとしておきます。

とすると、

Xさんは50kgの米を食べ10kgの米を自分の土地にまき、

次の年も50kgの米を食べ10kgの米を自分の土地にまき

その次の年も50kgの米を食べ10kgの米を自分の土地にまき―――

というように、特にYさんと関わること無しでも生きていけます

これはYさんから見ても同じことなので、

2人の間には、少なくとも必要に迫られて結ぶような関係はなさそうです。^_^:

あるとすれば、私的な遊び相手・暇つぶし相手といったような

労働(生産)とは関係のない間柄くらいでしょうね。

このモデルの場合、

お互い自分の意思で平等に、しかも自由に生きていける

という状態なのかもしれません。

サボれば相手に関わらず自分が死ぬだけ、ですからね。。。


次のモデルに行きたいところですが、これ以上進むと

中途半端なところで終わってしまうので今回はここまで!

続きは次回〜☆^▽^


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